監修東京大学医科学研究所附属病院 関節外科 講師 竹谷 英之 先生
血友病の患者さんは、日常生活のなかで出血を起こしやすいものですが、最近では定期補充療法などで出血の回数を減らすことも可能になってきています。このような治療を受けながら、無理のない範囲でからだを動かすとよいでしょう。
過度にからだに負担のかかる運動は、
避けるようにしましょう。
歯周病を防ぐために、歯みがきは定期的に
行い、歯石がたまらないようにしましょう。
血友病の患者さんは出血を起こしやすいからといって、スポーツができないわけではありません。からだを動かすことは筋肉をきたえ、関節内出血の予防にもつながることがわかってきています。スポーツも無理のない範囲で行うとよいでしょう。
小川千登世 他:臨床スポーツ医学 23(6):669, 2006
現在、血友病の患者会は全国各地でつくられており、会員同士の親睦をはかるため、また正しい知識を身につけるためのイベントや勉強会などが催されています。患者さん同士で情報交換したり、同じ立場で相談や悩みを聞いてもらうこともできますので、興味のある方は主治医の先生または看護師に相談してみましょう。
2022年6月作成 BNF46M001A