2022年6月現在
監修東京医科大学病院 医療ソーシャルワーカー 藤平 輝明 先生
血友病の治療には、患者さんが経済的に心配することなく治療を受けられるように、国や自治体が医療費助成制度を定めています。これらの制度を利用すれば、血友病の患者さんは実質、自己負担なく(無料で)治療を受けることができます。
詳細は自治体によって違いがあるので、各自治体にお問い合わせください。
※上の図の<1>~<4>をクリックすると、それぞれの詳しい説明がご覧いただけます。
みんなで考える⾎友病診療ネット「医療費助成制度」(https://hemophilia-next.jp/about/subsidy/)より作成
医療保険により、基本的に保険診療による医療費の7割~9割が給付されます。職種によって医療保険の種類があり、手続きの窓口も加入している医療保険によって異なります。
※1 70~74歳の医療給付は後期高齢者医療と同様だが、給付が医療保険からになる
※2 外来・入院別に所得に応じた高額療養費の自己負担限度額を設定
みんなで考える⾎友病診療ネット「医療費助成制度」(https://hemophilia-next.jp/about/subsidy/)
より作成
治療期間が長く、高額な治療の継続が必要な特定の疾患に対し、医療費を助成する制度です (通称マル長※と呼んでいます)。この制度の利用により、1ヵ月の医療費の自己負担限度額が1万円になります。
※長期療養を必要とする医療を意味します。
制度のてびき 令和2年9月第8版(https://www.med.niigata-u.ac.jp/ifc/tebiki/pdf/tebiki8.pdf)より作成
20歳未満の患者さんが対象となります。この制度の利用により、医療費の自己負担分が無料になります。なお、18歳以上での新規申請はできないので注意が必要です。
受診券には有効期限があるので、継続して利用する場合は期限内に忘れずに手続きを行いましょう。
(継続時期に通知のない自治体もあります)
⼩児慢性特定疾病情報センター(http://www.shouman.jp/)より作成
20歳以上の患者さんが対象となります。この制度の利用により、医療費の自己負担分が無料になります。
受給者証には有効期限があるので、継続して利用する場合は期限内に忘れずに手続きを行いましょう。
制度のてびき 令和2年9月第8版(https://www.med.niigata-u.ac.jp/ifc/tebiki/pdf/tebiki8.pdf)より作成
2022年6月作成 BNF46M001A